2012年2月8日水曜日

カリスマ



『なりたい姿をイメージして、そこに向かって努力をすることが大
切』

様々な研修で、このようなメッセージを発信させて頂いております

...

リーダーシップ研修でなりたい姿になるために身につけたい力や技
術をリストアップするというワークを取り入れていますが、その時
に「カリスマ力」という意見が少なからず出されます。

「カリスマ」というのは、もともとは宗教用語で用いられた言葉が
マックスウェーバーによって支配の三類型として位置付けられたこ
とから一般化した概念だそうです。

ちょっと前から「カリスマ美容
師」「カリスマ料理人」など「人気がある」「実力がある」等の意
味でも使われていますね。

上記の研修のワークで「カリスマ」という言葉が出た時『「カリス
マ」というのはなろうと思ってなるものではなく周囲の評価によっ
て自分の意志とは関係なく位置づけられるものではないか』とコメ
ントさせて頂いています。

〇 自分の努力で身につけられるもの

〇 他者からの評価で(自分の意志とは関係なく)なるもの

なりたい姿になるためには自分の努力で身につけられるものに注力
することが大切なのではないでしょうか?

カリスマ〇〇養成研修、養成講座という広告なども見受けたりしま
すが、果たしてどのような講座の内容なのかが気になったりもしま
す。

【ご案内】

次回の公開講座「リーダーシップ開発講座」は3月6日に横浜での開催となります。
申し訳ありませんが、この講座はすでに満席とのこと

ご参考までに、今後の公開講座は下記のURLをご覧ください。






2012年2月5日日曜日

雑談

【雑談】

昨日は某社さんの営業職向けの方のパワーアップセミナーでした。
お客様の気持ちの流れを考えつつ、セールスという行為のプロセス
を考えるという内容。

〇 お客様について知っておきたいこと
〇 お客様を知るためには
〇 お客様とのコミュニケーションのあり方
〇 GOAL設定
〇 商談をデザインする

大まかに書くと、上記のような内容でお届けさせていただきました


その中で、参加者の方から『私、雑談が苦手なんです』とのご相談
がありました。
伺えば、お客様と会話が持たないのですぐに仕事の話をしてしまう
とのこと。

特にB toCのビジネスではお客様との会話は関係形成のために非常に大
切!
そこで、雑談の意義を考えてみました。

雑談って「雑」という漢字が入っているので、軽視してしまうかも
しれません。
でも、雑談というのは大事な情報交換の時間なのです。
決して「雑」に扱ってはならない訳です。
お客様との会話の中から得られる「雑多」な情報、これらの情報の
中にお客様のニーズやウォンツを知るヒントがちりばめられている
んですね。

雑談=関係形成もできるし、情報まで頂けるという大切な時間な訳
です。

という訳で『雑談の進め方』的なセクションを急遽盛り込んでセミ
ナーを進行しました。
YASでは苦手な方が雑談(というか会話)を進めるためには、『
とりあえず乗っかる』のが良いのではと考えています。

簡単に言うと相手の言葉の一部に乗っかっていく訳です。

自分:毎日寒いですね、お風邪などひいていませんか?
相手:いや、本当に寒いよね。でもお蔭さまで体調は良いですよ。
自分:体調が良いのは良いですね、普段から何かされているのです
か?

簡単な事例ですが、相手の言葉の一部を拾って、それに乗っかりな
がら質問で会話をしていく訳です。質問が難しければ「教えてくだ
さい」などのお願いでもOK

上記の例で言えば

自分:体調が良いのは良いですね、私は少し風邪っぽいんですが、
何か体調維持のコツとかあったら教えて頂けませんか?

というような感じになります。

いずれにせよ、「相手に乗っかる」ためには相手の言葉に注意をし
ながら良く聴いていることが大切になります。

聴いていなければ、言葉も拾えない訳ですね。

そして、実は相手の言葉に注意をしながら良く聴くということは良
好なコミュニケーションの基本でもあったりします。

そんなに難しい話ではないので、ちょっと苦手意識を持っている方
は試して頂ければと思います。

余談ですが、テレビで観るいわゆる『ひな壇芸人』の方々は「乗っ
かる」「かぶせる」のが上手い方が多いですね。彼らのやりとりを
見ているのも勉強になったりしますよ。

それにしても、昨日の15人の参加者のうち、8人が雑談に苦手意
識をお持ちでした。

『営業パーソン向けの雑談セミナー』なんていう企画も面白いかも
しれないと、ちょっと考えたりしています。

各種セミナー・研修のお問い合わせはお気軽に下記のWebサイト
からどうぞ!

http://www.yas-corp.com/
inquiry/index.html