2014年9月18日木曜日

非営利団体向けの研修・セミナー内製化支援

どうも!ゲンキのミナモトの中村【YAS】泰彦です。

トレーニングの基礎を学んだのがJCI(国際青年会議所)という非営利団体だからなのか、非営利団体からのご依頼を結構な割合で頂戴します。

青年会議所では基本的に団体内部に会員のトレーナー(講師)がいて(「いる」というか「育成する」という方が正しいのですが)、メンバー向けの各種トレーニングプログラムが用意されていて、会員のトレーナーが、それらのプログラムを実施するという形になっています。つまり、一定のプログラムに関しては研修が内製化されています。なので、比較的多くの会員が研修を受講することが可能です。

しかも、内容的にはかなりしっかりしたものが多く揃っていますので仕事面でも大いに役立ったりします。JCIと言う団体は非常に多くの活動をしていますので研修だけを見ていては全体像はつかめないのですが正直、この研修という部分だけを切り取っても十分に会員になる価値があるのではないかと考えています。

しかしながら、色々な会や活動と関わっていくと感じるのがこのようなシステムを持っている団体は、さほど多くないようです。

僕が研修講師を志した一つの動機が「学ぶ機会の格差是正」です。

例えば公開講座を検索してみると分かるのですが、東京・大阪・名古屋あたりは非常に多くの公開講座が開催されています。しかし、それはほんの一部の大都市だけの話しであって大多数の都市では公開講座を見つけることは困難だったりします。

もちろん、公開講座だけが学ぶ機会ではありませんが、それでもリアルな空間で他の人たちと議論をしながら何かを考えたり学んだりしていくということは非常に重要な学びの機会。つまり、ネット上ではなくリアルな空間に集って同じ空気感の中で学ぶということはとても重要だと考えているのです。

「どうすれば学ぶ機会の格差を減らすことができるか」

この問いへのYASとしての一つの答えが研修内製化の支援です。

① 団体(企業の場合もありますが)の考える研修プログラムを作成
② その研修プログラムを実施
③ 受講者からのコメントを基にプログラムを手直し
④ 手直しした研修プログラムの権利を譲渡
⑤ ファシリテーターを育成
⑥ ファシリテーターの研修実施を支援

というような流れで主として非営利団体の活動を支援しています。

もちろん、ビジネスですので対価は頂戴します。
それでも、プログラムの権利を譲渡してしまうことを考えると、恐らく破格の値段だと思います。(他の事例をあまり知らないので推測ですが・・・)

と言う訳で、先日から福岡のNPO団体 アジア太平洋こども会議イン福岡(APCC)http://www.apcc.gr.jp/  さんの研修内製化支援プロジェクトがスタートしました。


話しやすい場のあり方を考え


様々なディスカッションの技法を交えながら会のあり方や目指す方向性、事業の効果などを考えて行くという3時間程度のセミナーです。


様々な視点から意見を出し合い、違いを考え議論すること


プロの講師ではない方が実施することを前提に作成しているプログラムなので、普段とは違った工夫が求められます。


様々なディスカッションで盛り上がり非常に 充実した学びの場になったように思います。

次は11月に本講座のファシリテーター育成コースが開催されます。

こうやって少しずつ学ぶ楽しさ、議論する意義をご理解頂いて、会の取り組みがよりよい成果を出せるお手伝いが出来れば本当に嬉しく感じます。

ふとしたきっかけで数年前からご縁を頂戴しているAPCCさんとの取り組みが非常に楽しみです。

素晴らしいご縁をありがとうございました。

そして、11月も実り多い機会に致しましょう。


最後の写真2枚はAPCCさんのブログからお借りしています。

http://www.apcc.gr.jp/pr/

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