2013年11月8日金曜日

違いを活かすマネジメント

2週間弱の北米出張から帰国して時差に悩まされておりまして、昨日も今日も3時過ぎには目が覚めてしまいました。

時差・・・20年前は、ほとんど気にならなかったのですが、今回の半日近い時差は40代後半の身には厳しい様子です。


ゲンキのミナモト

とは言っても数日経てば、日本の時間帯に合ってくるのは分かっているので、早朝の数時間を創作の時間と考えてコーヒーなど頂きながらのんびりデスクに向かっています。


ベッドの中で悶々としているよりも「違いが生み出した恵み」だと思って、時間を活用する方が良いですよね。時差から来る生活リズムの違いも資源と捉えれば、さほど悪いことではありません。


ところが、どうにも人間は「違い」というものに抵抗感があるし、「違い」を受け容れて「活かす」もは不得手な様です。

先月、某社さんで行った講演のタイトルは「違いを活かすマネジメント」


ゲンキのミナモト


こちらの会社さんでは女性がもっと活躍できる場づくりをテーマに数年前から女性社員と、その上司が一緒に参加する講演会やワークショップを開催されています。


今回はエマジェネティックス理論を活用した「個人の違い」というテーマでお話をさせて頂きました。

ゲンキのミナモト


考えてみれば、この世に2人として同じ人間は存在しない訳で、性別、血液型、誕生日は言うに及ばず信念・価値観・思考や行動など2人の人間を比べたら違う所だらけです。

人は違った視点を持ち、違った考え方をして、違う行動を取る・・・ そして違った結果をもたらす訳です。

違いを受け容れて活かせば結果も変わってきます。


研修や講演でいつもお伝えしている通り、「違い」というのは経営資源であり、多様性の時代であり現代においては、違いを活かすのは当然のことだと思うのです。


そもそもビジネスや実社会というのは唯一の正解がある訳ではないことが多いので、違ったアプローチや解があって当然です。


違いを取り入れたどこかに最適解が存在しているのかもしれません。


だから意見の違いを言わないのはマイナスだし、「聴く耳を持たない」や「受け容れない」はあるまじきことだと考えています。


でも、違う意見を言うのは人間関係とか考えると気が進まない。

正直、違う意見を言われると面倒くさいことも多いし・・・

それが、正直な気持ちって言う部分もありますよね。


でも、大切なことだし、必要なことなんです。



ゲンキのミナモト


先日の講演では最後にアメリカの作家、オードリーロード氏の言葉をご紹介しました。


私たちを隔てているのは、個々の違いそのものではありません。

個々の違いをいかに認識し、受け入れ、尊重できるかどうかです。




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