2013年10月25日金曜日

特別な響き

子どもの頃にテレビで見たI Love New Yorkキャンペーンの影響なのか、この街の名前には何か特別な響きを感じる。


初めて訪れたのは大学生の時だったと思う。

JFK空港に着いた僕は、今なら絶対に餌食にならないような白タクの洗礼を受けてマンハッタンのホテルに着いたのを覚えている。


大学生の一人旅、何だか自由な旅で、一日中五番街の教会の前の階段で本を読みながら日向ぼっこをしたり、近代美術館を見たりしたことを思い出す。


大学の卒業旅行はアメリカ。


友人の友人を紹介してもらってホームステイしたり、中部から東海岸をぶらつく旅行だった。この旅の途中で日本から来る大学時代のラグビー仲間と友人とニューヨークで待ち合わせをした。


初めてミュージカルを観たのが、この時だった。


演目はスターライトエクスプレス


機関車が生き残りをかけて競争するという分かりやすいストーリー、雰囲気で流れを追っていけるので英語が苦手な友人たちも楽しんでいた記憶がある。


その後、シアトル時代には取引先がニューヨークとニュージャージーにあったこともあって、かなり頻繁に滞在した。

愛娘の愛犬エリも何回も連れて行った。

彼女とセントラルパークの周りを散歩していたら、馬車の馬に戦いを挑んだなんてこともあったな。


日本で観たオペラ座の怪人を本場で観たくなって、どうにかチケットを手配したら日本以上の感動で大満足だったこともある。

初めてオペラを観たのも、この街のリンカーンシアター、もっとも内容は全然分からずに雰囲気だけを楽しんだ。(寝てしまった記憶もある)


ワールドトレードセンターには取引先がいたので、何回も行ったし、当時は今ほどは開発されていなかったトライベッカ地区のアパートの投資話なんていう怪しい案件もあったことも思い出す。

そういえば常宿にしていたアルゴンキンホテルの支配人さんには、ずいぶんとお世話になった。あの後にメキシコに赴任されたと聞いた気がするけれど、今はどこにいるのだろう?お元気でお過ごしだろうか?


他にも馴染みのレストランとか、お気に入りのカフェとか、場所も名前も覚えていないけれど色々とあったなぁ…。

ニューヨーク、住んだところ以外では一番多く滞在している街の一つ。


当然に数多くの思い出があるし、色々な意味で影響を受けていると思う。


シアトルの7年が終わってからは旅行といっても不思議とアメリカの名前は挙がらずに、実は本土には駐在以来一回も滞在していない。


恐らく、随分と状況が変わったことだろう。


今回、エマジェネティックスの世界大会がニューヨークで開催されることになり、十数年ぶりにニューヨークに行く。


フリーな時間はあまりないけれど、ワールドトレードセンターの跡地のメモリアル センターには必ず行こう。


Facebookでつながった何年も会っていない友人とも食事の約束をした。


街の雰囲気を味わいたくて、わざわざホテルはコンベンションの会場から少し離れた場所を選んだ。


そうやって、少しでもビッグアップルを楽しんでこようと思う。


ニューヨーク、恐らく今でも僕にとっては特別な街のひとつ。


ゲンキのミナモト

           【学生時代の卒業旅行】




0 件のコメント:

コメントを投稿