昨晩、自宅でのんびりテレビを観ておりました。
病気とリハビリで大変な状況にある大島渚監督を介護する奥様とご家族を特集した番組でした
その中で大島監督、奥様、看護師の方との会話で興味深いものがありました。
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看護師さん 「奥様にこんなことを言うと怒られちゃいますけど、大島さんは奥様がいらっしゃらない時の方がよくお話しをされるんですよね~」
大島監督 「うん、うん」
奥様 「あら、そうなの??」
看護師さん 「そうですよ~、この間も随分沢山お話しになられましたよ」
奥様 「あ、そうか!私と一緒だと私が話してばかりでパパ(監督のこと)が話す間ないもんね」
奥様 「ごめんね~。 でも、私、話すの好きだからさ~。 パパが話できるように頑張って黙るようにするね」
大島監督 「うん、うん ありがとう」
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詳細は違うかもしれませんが、概ね、このような会話だったと思います。
すごく大切ですね。
コミュニケーションは「きくこと」から始まると考えています。
講師という視点から考えてみると ・・・
営業研修、講師育成、様々な研修において講師が話をすれば、その間受講者は話を聞くことになります。
話を聞く ⇒ 聞いた事は忘れる ⇒ 実践できない
話をする ⇒ 自ら考える ⇒ 考えたことは忘れ難い ⇒ 実践に繋がりやすい
もちろん、話してもらうために講師がどのようにアプローチするかの工夫はすごく大切です。
以前のブログにも書かせて頂いたと思います。
弊社のような零細企業にも登録講師をご希望される方からのお問い合わせを頂戴します。
意外と多いのが、元アナウンサー、元ナレーターというお話をする仕事の経験者の方
少しお話をさせて頂くと、確かに喋るのはモノスゴク上手いんですね。
そりゃ、しゃべることのプロなんだから当たり前か・・・
YASでは、講師業=話すことではないと考えています。
レクチャーやインストラクションなどで話す部分は勿論あります。
しかし、講師が話すのではなく受講者の皆さんに考えて頂き、発言してもらう
どうやって「その場」を作るかが大切なんですね。
講師養成やプロ講師を目指す方で話す練習を一生懸命にする方が多いけれど ・・・
「話さないことの大切さ」 にも着目して頂きたいと思う訳です。
今日は素晴らしい天気の東京ですが、朝から事務所の整理中です。
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