モチベーションが下がっていることは悪いことではない
むしろ、上がりっぱなしの方がフツーじゃないと考えています。
という話を研修ですると、必ず数人の方から「モチベーションが下がっている(あるいは上がらない)のは良くないことだと思っていたのでラクになりました。」というコメントを頂戴します。
「ラクになった」ということは今まで疲れていたのね・・・
人間なんて感情の起伏があって当然
何かを始めた時は興味もあるし、新鮮だし、若干の不安はあるけれど比較的モチベーションは前向きな状態にあるもの
実際はこんなに単純ではないけれど、事象Aに対してモチベーションが100%向いているというような状態
でも、段々とその状況に慣れてくると・・・
「ちょっと手を抜いても良いんじゃない」
「少しラクしちゃおうよ」
「先週、頑張ったから今週は軽めに・・・」
「体調悪いし・・・」
などなど・・・様々な悪魔の囁き(笑)が聞こえ始める
そうすると、今まで事象Aに向かっていたモチベーションの何割かが事象BやCに向かうようになって・・・
それでも事象Aにも向かせなくちゃという部分も残っていてせめぎ合う訳です。
例えばひどい二日酔いの朝・・・
会社に行きたい(行くべき)というモチベーション
休みたいというモチベーション
この両方があって、どちらかを選択するもの
大抵は(その理由が何であれ)より強いモチベーションを持っている方を選択します。
僕はモチベーションの総和は100%だと思っています。
それがどこに向かっているかの違いだけではないでしょうか?
大切なのは、自分のモチベーションがどこに向かっているか
そして、それはなぜかを考えることだと思います。
何ごとも原因があるもの、原因が分かれば対応方法も考えられるのではないでしょうか?
そもそも、人間は感情の動物。そして感情は動きやすいモノ。だから何かに対して常にモチベーションが100%なんてことはあり得ない。
そして、他の方向に向いている自分だって普通のこと
別に悪いことじゃない
研修で冒頭に書いたような言葉を頂戴する度に「もっとラクに生きればラクなのに」と思うのです。
懐かしの東京ラブストーリーの1シーンでもカンチがリカコに「リカコ、もっと楽に生きろよ」と言っていました。
このドラマ、ほとんど見ていないのですが、不思議なことにこのシーンだけ覚えているのはなぜだろう。。。
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