何件かの企画の関係者とのやり取りで、似たような事例があって、2011年に出版した「一瞬で人間関係を作る技術 エマジェネティックス
」の編集者さんから頂戴した言葉を思い出しました。
「中村さん、どんなに素晴らしい本でも売れない本は存在しないのと一緒ではないでしょうか。」
実際には何年もじわじわと売れる本や何かのきっかけでいきなりブレイクする本もあるので、「売れない=存在しない」は、ちょっと厳しいかもしれませんが担当編集者さんからの著者への叱咤激励の言葉としては、ものすごく理解できます。【結果、僕らの本がどれだけ売れたかは・・・ (^_^;)】
何年も前に企業がWebSiteによる情報発信に取組み始めた頃、最もコストがかかったのはWebPageの製作費ではなく、WebPageの存在を告知するコストだったそうです。
内容が何であれ、その存在を知ってもらい、見に来てもらうこと、(そしてビジネスにつなげること)の方が大変なのです。
「良いものを作ったから来てくれるはず」で何もしなければ、その取り組みやコンテンツを知る人は少ないでしょうし、恐らくビジネスとしても厳しいと思うのです。「知る人ぞ知る」で良ければ別にいいのですが、そんなに余裕があるケースは稀ではないでしょうか。
世の中には様々な素晴らしい取り組みやコンテンツがあります。何かのきっかけでそんな取り組みやコンテンツを知ると、もったいないなぁと思うのです。
知られなければ存在しないのと同じかもしれません
かっては、発信するのには大変なコストがかかりました。(うろ覚えですが、トヨタ自動車が自社のWebPageの存在を世界中に告知するのに数億円とかの費用がかかったというような記事を読んだことがあります)
今はWebの様々なサービスを利用すれば、何かを発信するのにほとんど費用が掛かりません。
必要なのはちょっとのアイデアと手間だけです。いや、アイデアなんてのは大して必要なく手間がほとんどかもしれません。
知られなければ選ばれない、だからまずは知ってもらうことが大切
知ってもらう手間を惜しんではいけませんよね。だから発信のボリュームや頻度を増やしていくことが大切だと思うのです。
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