昨晩、遅ればせながら「沈まぬ太陽」をDVDで鑑賞
山崎豊子氏の長編小説をどうやって映画にまとめるのか、非常に興味がありました。
内容は映画単体として観れば面白かったのですが・・・
やはり原作の迫力とディテール観には敵わないという感じだったでしょうか
しかしながら、エンディングのシーンは良かったです
さて、映画の中で航空機事故の遺族を経営陣が供養に廻るという、このようなシーンがありました
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早々に焼香を済ませて、立ち去ろうとする経営陣
そこに、せめて一人一人名前を呼んで謝って欲しいというご遺族
被害者の方のお名前が分からず、秘書に確認する経営陣
被害者の名前も知らないで、供養にきているのか!!と花を投げつけるご遺族
社長のズボンに水が!!
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というシーンなのですが、問題はこの後です (最も、ここまででも充分に問題は山積みですが・・・)
ここで、経営陣の一人が社長のズボンをハンカチで拭くのです
当然、ご遺族は激怒されます
「私たちの家のカーペットが濡れているのも構わずに社長のズボンを拭くような会社なのか!」
本当に激怒されるのが当然ですよね。
先日の某シルバー人材センターさんの会員研修(顧客接遇向上)でもお話したのですが
起こったこと自体よりも、その後の対応でクレーム化することが多いのです。
<注>
「沈まぬ太陽」のモデルだろうと想像される某航空会社で実際に起こった事故を軽視している訳ではありませんので、念のため。
航空会社を初めとする交通機関は私も数多く利用させて頂いております。
当然、色々なケースを見聞き、経験しています
飲食店や宿泊施設も然りですね。
どのケースを考えても
起こった事象もさることながら、それ以上にその後の対応によって問題が大きくなっているように感じます。
お客様視点に立つこと、お客様とのコミュニケーション ・・・ 大切にしたいものです。
このシーン以外の映画全体を通じて、色々と考えさせられる映画でありました。
では、また後ほど
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