コミュニケーションの語源は「分かち合う」ということだそうです
「伝えること」でも「聴くこと」でもなく「分かち合う」
最近 「社内の風通しを良くしたい」 「ホウレンソウ(報告・連絡・相談を)徹底したい」など
いわゆる「社内コミュニケーションを良くしたい」という相談を頂戴することが多いのですが
突き詰めて考えると 「分かち合う」という意識が低いことが原因のケースが多いようです
情報は経営資源であり、ある人にとっては価値のないように思われる情報でも
別の人にとっては大きな価値を持っているかもしれません
分かち合うということは情報を活かすという意味でも大切だと思うのです
別の考え方をすれば、人は関わりを求める生き物です
「安全の為に群れる」という動物としての本能の部分もあるのかもしれませんが
「帰属意識」や「社交」というのは人間の基本的な要求の一つでもあります
ところが、社内コミュニケーションが悪くなる原因の一つに「上司のきく姿勢」が上げられます
関わりを求める部下に対して、上司が向き合う姿勢を取らなければ当然に部下は話しにくい
そして、それが段々「どうせ聞いてくれないし・・・」という感情を作り出し
いつしか、「コミュニケーション不足」という環境を作り出す
そんな段階でコミュニケーションが悪くなっていくケースが多いように思われます
「コミュニケーション」を良くしたい
そんな風にお考えの方は、まず「分かち合う」という意識を持って欲しいなと思います
分かち合うことの大切さ
分かち合わないために起こりうる問題
その辺を考えてみてほしいと思うのです
その上で、「分かち合う為に何をすべきか」 ・・・ これを考えて頂きたいのです
意識も持たないでスキルだけ学んでも、スキルを使いこなすことは難しいものです
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